【韓国】伝統を味わう旅に！おすすめの韓屋＆韓定食レストラン5選

こんにちは！AutoReserve編集部です。
この度、「YUKINE no BLOG 様」とタイアップして、連載企画を行うことになりました。

AutoReserveとは？
予約可能レストラン数No.1のグルメサイト。
AIが、皆さんの代わりに世界中の飲食店の予約を行います。
詳細はこちら：https://autoreserve.com/ja/about?medium_slug=ZREK9PR36Dhv

今回のテーマは「韓国の伝統文化として残る韓屋＆韓定食」です！

前半では韓国旅行が初めての方に向けて「韓屋」と「韓定食」の解説を行い、後半に韓屋を活かしたレストラン＆韓定食がおいしいレストランをまとめてご紹介していきます。

「韓屋＆韓定食が気になる…！」そんな方の旅の後押しができれば幸いです。

韓屋(ハノク)とは

韓屋(ハノク)は、韓国の伝統的な住居様式で、朝鮮半島の気候や文化を反映した構造が特徴です。木、土、石、わら、瓦、紙といった天然素材を使用して作られています。

地域や身分階層によってデザインが異なり、シンプルで繊細なものから重厚で美しい建築まで、さまざまなスタイルが存在します。

住居としての韓屋は「北村(プッチョン)」や「全州(チョンジュ)」の韓屋保存地区に残るほか、「南山(ナムサン)コル韓屋マウル」などの文化施設でも見ることができます。

韓国の代表的な韓屋スポット

【北村韓屋村】

「北村韓屋村(プクチョン ハノクマウル)」は、かつて両班(ヤンバン)が住んだ町として知られ、朝鮮時代の形式を踏襲した瓦ぶきの韓屋が集まる地域です。
上流階級の伝統的な家屋が代々受け継がれ、大切に保存されています。

巨大な二つの王宮に挟まれる形で形成されたこの地区には、入り組んだ路地と軒を連ねる韓屋が残り、600年の歴史を誇る風景が広がっています。

現在、一部の韓屋は伝統文化体験館やレストランとして利用されており、朝鮮時代の雰囲気を間接的に体感できます。

【南山コル韓屋村】

「南山(ナムサン)コル韓屋村(ハノンマウル)」は、北村韓屋村とは異なり、ソウル各地にあった屋敷や家屋を2400坪の敷地に移築・復元した文化施設です。

「明洞(ミョンドン)」にも近く、旅行者もアクセスしやすい便利な立地にあります。

昔の姿を残す韓国貴族の邸宅を見学できるほか、旧正月や秋夕（旧盆）、冬至などの際には伝統的な民俗イベントも開催され、地元の大人や子どもから外国人まで楽しめるスポットです。

【全州韓屋村】

韓国の南西部、全羅北道・全州市に位置する「全州韓屋村(チョンジュ ハノクマウル)」は、約700軒もの韓屋が集落を成すエリアです。

韓屋を活かしたカフェやショップ、ホテル、個性的なギャラリーなどが多く並び、「韓屋生活体験館」で伝統韓食を味わったり、韓服(チマチョゴリ)をレンタルしたり、母酒(モジュ)を作ったりと、多彩な楽しみがあります。

【三清洞 / 益善洞】

三清洞(サムチョンドン)と益善洞(イクソンドン)は、韓屋を現代風にリフォームした家々が多く並ぶエリアです。

おしゃれなカフェやレストラン、デザイナーズショップ、ホテル、個性的なギャラリーなどが多くあります。

三清洞は北村韓屋村エリアの西側にあり、「三清洞通り」というカフェや雑貨屋が並ぶスポットが特に人気です。

益善洞は1920年ごろに形成された、ソウルで最も古いとされる韓屋村。人気観光地・仁寺洞(インサドン)に隣接しています。

韓定食とは

韓定食(かんていしょく/ハンジョンシク)は、テーブルに数十種類ものおかず(パンチャン)や料理が並ぶ、韓国伝統の定食のスタイルです。韓国では特別な日の食事としてよく食べられています。

バリエーションとしては次のようなものがあります。

【伝統韓定食】

李朝時代の宮中料理と家庭料理の要素をミックスしたもので、主に高級官吏たちが食べていました。イメージとしては高級韓国料理のフルコースです。

王様と王妃の食膳に限定した場合は、宮廷韓定食(高級韓定食)とも呼ばれます。

現在は昔のままの料理を提供しているお店は少なく、伝統料理をベースに、現代人の口に合うようアレンジしたお店が多いです。

【家庭式韓定食/田舎定食】

韓国の家庭でよく出される素朴なおかずをメインに構成された定食です。伝統韓定食と同じくコースで提供されますが、よりリーズナブルな値段設定となっています。

【寺刹式韓定食】

いわゆるお寺で出されるような山菜中心の精進料理のことです。一般的な料理よりもさっぱりしており、香り豊かでありながら、肉類や食欲を刺激する香辛料を使用しないのが特徴です。

韓屋レストラン3選＆韓定食レストラン2選

ここからは韓屋を活かしたレストラン＆韓定食がおいしいレストランをご紹介していきます。

【韓屋を活かしたレストラン3選】

1.『ヌィジョ』／仁寺洞

ヌィジョは、仁寺洞にある伝統的な韓定食店です。野草韓定食の名店として知られ、約10種類の一品料理、主食、デザートからなるコース料理を提供しています。

化学調味料を使わず、特製の野草エキスで味付けされた料理は栄養たっぷりで、健康志向の方やお子様連れから特に好評です。

コース内容は季節により異なりますが、醤油キムチと蒸し豚、どんぐりの寒天、根菜包みなどがあります。人気の蓮の葉ごはんはすべてのコースで共通のメニューです。

「安国」駅から徒歩7分とアクセスも便利。韓屋の趣が漂う店内には、座敷タイプのテーブル席や4つの個室があり、落ち着いた雰囲気で食事が楽しめます。

2.『石坡廊』／ 三清洞

石坡廊(ソッパラン)は、朝鮮王家が所有していた建物を移築して開業した高級韓定食店です。

活魚や韓牛などの厳選された高級食材を使用し、宮廷料理を現代風にアレンジしたコースを提供しています。一品一品スタッフが説明しながらサービングする丁寧なスタイルです。

特に自家製の韓国味噌や醤油を活かした料理が好評で、その伝統韓定食の味わいの高さから「ミシュランガイド2017」にも掲載されました。

150年の歴史を誇る伝統的な建物と、四季折々の美しい庭園も魅力のひとつ。座敷や個室、庭園を望む席など、多彩な空間で特別なひとときを楽しめます。

3.『素饍斎』／三清洞

素饍斎(ソソンジェ)は、野草や野菜をふんだんに使ったメニューが楽しめる韓定食レストランです。

美容や健康を意識した料理が特徴で、ヘルシー志向の方々に広く支持されています。

特に人気の「素饍斎定食」は、魚料理、肉料理、季節のサラダ、刺身和えなどを楽しめる充実の内容。素材の風味を活かしつつ、韓国料理ならではのしっかりとした味付けが魅力です。

店内は韓国伝統家屋を改装した空間で、古民家的な落ち着いた雰囲気が漂います。伝統と健康を味わいたい方にぴったりの一軒です。

【韓定食がおいしいレストラン2選】

1.『阿味笑』／明洞

阿味笑(アミソ)は、ソウルきっての繁華街・明洞にある韓国料理専門店です。素材の味を活かした上品な味付けが特徴の、伝統的な韓国料理を提供しています。

主な韓定食としては、韓国焼肉メインの「牛カルビ定食」、辛さ控えめで日本人にも人気の「プルコギ定食」、塩漬けにした干物・クルビが味わえる「麦イシモチ定食」の三種類があります。

店舗は繁華街のビルの5階にあり、韓屋の雰囲気はありませんが、店内は洗練された落ち着いた空間となっています。
明洞駅と乙支路入口駅のどちらからも徒歩圏内とアクセスは抜群です。

2.『鉢孟供養(パルコンヤン)』／仁寺洞

鉢孟供養(パルコンヤン)は、韓国仏教文化事業団が運営する精進料理専門店で、「ミシュランガイド2017・2018」にも掲載されるほどの味の良さがあります。

昆布やキノコなどの天然素材を使用し、伝統的な方法で仕込んだ醤油や味噌、コチュジャンを用いた多彩な料理を提供しています。

コースは季節ごとに内容が変わり、肉や海鮮を一切使わないベジタリアン料理ながら、食べ応えも十分です。また、店内が全て個室にできるところも喜ばれています。

まとめ

韓屋と韓定食、そして韓定食が魅力のレストランをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか？気になったお店がありましたら、ぜひ一度足を運んでみてください。