「才能の地図」を読んだ感想の続きを書いていきます。
今回は後編です。
前編の記事はこちらです。⬇︎
本の内容
まずはRakutenブックスから本の内容を抜粋します。
才能や強みが見つからず、苦しんでいる人がいたら…。自分の子どもの才能を見つけたい人がいたら…。絶対に読んでほしい一冊ができました。(出版社より)
Rakutenブックス
隠れた強みと能力を引き出す革新的メソッド誕生。(「BOOK」データベースより)
猫師匠と弟子という二人の登場人物が、対話形式で「才能」について、あれこれ深めていってくれます。具体的な状況をイメージしながら読み進めていけるので、とても読みやすいです。
第1部「問題編」、第2部「解決編」の2部構成になっています。
「問題編」では、才能についてのはまりがちな間違いを明らかにし、「解決編」では、才能を発揮するためのワークを進める形となっています。
著者情報
書籍 才能の地図
鈴木祐(YU SUZUKI)
サイエンスライター。1976年生まれ。慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。
10万本の科学論文の読破と600人を超える海外の学者や専門医へのインタビューを重ね、多数の執筆を手がける。
本書籍の他にも『最高の体調』、『YOUR TIME ユア・タイム』、『運の方程式』、『ヤバイ集中力』他、多くのベストセラー本を執筆されています。
引用と感想
人生とは異能バトルである
この世の中は、さまざまな能力者がしのぎを削りあう異能バトルに近い。
そんな世界で活躍するためには、自分がどんな場所で戦っているのかを戦うべき状況を確かめた上で、そこではどのような「かたより」が役に立つのかを掘り下げねばならない。
そのためには、次の2つのステップをこなすといい。
①戦い方を決める
②異能を使いこなす
才能とは、周囲とのバランス(優位なかたより)で決まる。そして、それが審査員(上司などの評価する人)から高く評価されている状態を才能と呼ぶことができる。
そして、その“優位なかたより”を活かす作業は、自分自身でやる必要がある。
“優位なかたより”ということは、すなわち自分が苦手なことでも「才能」になる場合があるという点は、新しい発見でした。(自分は苦手だと思っていても、周囲の中で優位であれば、才能となる。)
そのためには、まずは自分がどんな場所で戦っているのかを分析する必要がある。
どこで、誰に、何のために評価を得たいのか。
才能を発揮したい(評価を得たい)というのには、目的があるはずですもんね。何事も、目的から考える習慣を身につけたいです。
己を知るのは生涯の大事である
猫師匠:異能バトルに勝つために一番大事なのは、グループの中における自分のポジションを掘り下げることだ。それさえできれば、あとは自分のやるべきことが自然と見えてくる。
弟子:まずは自己分析からですね。
私も“自分についての理解が人生の土台となる”と考えています。
「何のために、どういう選択をするのか」この問いに対する答えは、自分を理解することによって明確になると思うからです。
そういった意味では、上記は共感する内容ではあります。
一方で、グループ内ということに囚われず、もっと大きな視点(社会全体)で見てもいいのではないかと思いました。
すなわち、社会全体で見て、自分の「才能」が活かせる舞台で、かつ自分の目的を達成できる環境に身を置く(作る)。社会全体で、それぞれの「才能」を活かせることができれば、みんな楽しいだろうし、生産性も高まるだろうなーと思いました。
世の中で活躍するには、自己アピールが欠かせない
自分の成果は自分の口で語らないと、まわりの人たちが、君の価値に気づいてくれることはまずない。それにもかかわらず、「良い仕事さえすれば認められるはずだ」と考えてしまう人は少なくない。
「いい仕事さえすれば認められるはず」このように考えている人は多いのではないでしょうか。
私自身も、自分の成果や貢献を上司にアピールするのは苦手でした。でも、何事も伝えようとしないと伝わらないですよね。
せっかく成果を出しているのに、知られていないことで正当に評価されないのは、悔しいです。「あの人は分かってない」と投げやりになるのではなく、知ってもらう働きかけをすることは意識したい点です。
※成功談には、必ず失敗談を混ぜる
自分の貢献や業績を伝える際は、ポジティブな情報だけでなく、ネガティブな要素も加えるほうが無難です。
※アドバイスが欲しいふりをする
「ここ半年で私が達成したことについて、もっとやれることがないか、アドバイスをくれませんか?」と言ってみましょう。〔中略〕
あくまで助言を求めるふりをしつつ、相手の頭にあなたの成果をすりこみましょう。
自分をアピールするのは、難しいですよね。自慢のように聞こえて、相手にマイナスなイメージを持たれてしまったら、逆効果ですし、、
上記2つのアピール方法は、今すぐにでも使えて実用的だなと感じました。
失敗談を交えることで、その人への親しみやすさや信頼度が高まりますよね。「頑張ったんだな〜」という印象も与えられますし。
アドバイスを求めるふりをして、成果をすり込むのも面白いなと感じました。
審査員からしたら、頼ってもらえてる(尊敬されている)という認識を与えることができますし、同時に良いアドバイスをもらえる可能性もありますよね!
これは活用していきたいです!
おわりに
ということで『才能の地図』(後編)として書いてみました。
今回は
- 人生とは異能バトルである
- 己を知るのは生涯の大事である
- 世の中で活躍するには、自己アピールが欠かせない
の3つをメインテーマに、引用から、その感想を書いてみました。
“自分の才能を見つけること”は人生をもう少し楽に生きられるようにしてくれると思っています。
自分の才能と向き合うのは、結構大変だと思いますが、それほどの価値があると思っています。
私は“全ての個性にはかけがえのない役割がある”ことを信じています。個性を発揮して、もっと楽しく生きていきましょう〜!
お読みいただき、ありがとうございました!
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